1989年、西ベルリンと東ベルリンを隔てる壁が文字通り崩壊した。多数の市民が壁の上に立ち、壁にハンマーを振り下ろした景色は衝撃的だった。同じ民族を隔てるたった3メートルほとのコンクリート製の壁があっけなく崩れ、分断ドイツが統一に動いた一瞬だった。このベルリンの壁は、残された数少ない壁の一部。