王宮の丘の一角には「漁夫の砦」と呼ばれる石造りの建造物がある。これも作られたのは新しい(1905年)が、様式はロマネスク、だからネオロマネスクとされる。ブダペストには新旧の異なる様式が無秩序に交錯する。それは混沌としているのだが、不思議と安定した秩序がある。不思議な町だ。