その翌日、早起きした。前日はドナウデルタで朝日を見そびれたので、こんどこそ黒海から登る朝日を見ようと、モーニング・コールを頼んだが、不覚にも寝過ごした。気がついてはね起きて、ホテルから海岸まで走った。海岸に着いたその瞬間、朝日はちょうど地平線から顔をだしたところだった。